INTERVIEW 03

三菱商事グループならではの 情報ネットワーク 食品専門商社の 食品専門商社のプロフェッショナルへ!

ココア・ナッツ事業部

J.H

03

MCアグリアライアンスに入社したきっかけを教えてください

前職は、水産専門商社に務めていました。仕事の規模に物足りなさを感じ、もっとスケールの大きな仕事ができないかと転職活動を開始。そんな中、世界中に供給基盤を持つOlam社と、グローバルな調達力を発揮する三菱商事が出資するMCアグリアライアンスの求人を見つけました。「まさに求めていた理想の会社だ!」と、入社を希望しました。

現在の業務内容を教えてください

 製菓原料事業部は、ココアとナッツの部門があり私はココアを担当しています。ココアの原料となるカカオ豆や、ココアリカー、ココアバター、ココアパウダーなどの半製品を世界各国から輸入し、国内のチョコレートメーカーなどに販売するのが主な業務です。
 仕入れの中心はOlam社からですが、自ら産地開発することも。最近では、販売先の依頼で新規のカカオ豆を探すプロジェクトに携わり、候補の一つとなった南米の農園へ視察に行きました。現地で品種、生産量、品質などを細かく調査。課題を一つずつクリアし、プロジェクトを進めています。
 業務においては、商品の品質や安全管理はもちろん、三菱商事グループの一員として社会的責任を果たすことが求められます。入社当時は期待値の高さに戸惑いましたが、積み重ねてきた信頼が取引をする上での一つの基盤となり、新しいことへの挑戦につながると考えています。

今後の目標を教えてください

 2016年に三菱商事の出向者が立ち上げた当社。現在は、マネージャーの立場である私も経営陣と共に、持続的成長が可能な経営基盤の構築を目指し、試行錯誤を繰り返しています。サステナビリティを追求する取り組みもその一つ。今後、このテーマでどうやって事業の成長につなげていくか、日々頭を悩ませています。 今はモデルケースがありません。とても難しいチャレンジですが、仲間と共にアイデアを出し合い、「一緒に会社をつくり上げていこう︕」と意欲に燃えているところです。
 サステナビリティについては、全社横断のタスクフォースチームに参加し、2年をかけて“サステナビリティポリシー”をまとめました。これをベースに、部署ごとに深掘りを進めている最中です。お客様によってサステナビリティへの考え方や取り組み方針は千差万別なので、いかに分かりやすく当社の活動を伝え、賛同していただくかが課題。例えば、カカオ豆の産地の子どもたちが児童労働をすることなく就学できるようサポートする活動や、農家の自立支援、カカオ農園での植林といった環境保全に配慮した活動などに、サプライヤーや日本のチョコレートメーカーと共に取り組んでいます。このプロジェクト成功のためには、業界全体を巻き込んで消費者意識の変革を促し、サステナビリティをマーケットに浸透させていくことが求められます。難しいチャレンジである一方、その過程に仕組みづくりから関わることができることに大きなやりがいも感じています。課題は山積みですが、目の前のタスクを一つ一つこなしていきながら、より良い会社への成長を、仲間と共に目指していきたいと思います。

一緒に働く未来の仲間へ

 当社は三菱商事グループの川上(生産現場)から川下(販売先)までの情報が集まる環境にあり、食品に限らず、あらゆる業界を俯瞰して学べます。その情報を基に、当社ではどの部署でもスケールの大きな仕事に挑戦することができます。
 例えば、同じ三菱商事グループの㈱imperfectが取り組むサステナビリティプロジェクト“Do well by doing good.” を通じ、お客様と共にサステナブル施策を推進。同施策を消費者に伝え、消費意識の変革をけん引することで、サステナブルな社会の実現を目指しています。
 求められる仕事のクオリティーは高く、プレッシャーを感じることもありますが、食品専門商社のプロフェッショナルとして成長を求める上昇志向のある方には、素晴らしい環境だと私は思います。